栗原社長のブログ
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最近の傾向
2019-03-23
あってはならない事だけど、なくてはならない第一葬祭
先代の父が、昭和46年創業の時に考えたキャッチフレーズです。
当時は、葬儀の話もなかなかしづらい世の中でしたので、あってはならないが先にきて、なくてはならないと繋げて、第一葬祭。
なかなかうまいなと思います。
今は、葬儀の話が昔ほどタブーではなくなりました。葬儀やと蔑まれていたのが、葬儀社と言われるようになりました。
自宅にいると、満面の笑みでセールスが「お葬儀、いかがですか?」と来ます。
高齢化が進み、結婚式に呼ばれるより、葬儀に行く方が断然多くなりましたね。
それにつれ、葬儀も変わってきました。
ネットで葬儀を注文する人も増えました。
昔は、年収の半分位と言われた相場が、ぐんと下がりましたね。
直葬(シンプル葬・火葬式)は、当社は10万円ですが、ネットで見ると18万円から20万円位で出てます。
1日葬も、うちは15万円ですが、30万円以上するようです。
そして、供花はアレンジのみとか、料理飲み物は遺族様手配とかもあるようですね。
そして、お寺さんは2万円からご紹介しますとあります。
原価のかからない安い葬儀を高くして、他の所を安く押さえているように感じます。祭壇にアレンジがあると華やかになります。アレンジだけだと、供花を使い回す事は出来ません。
写真は、撮影なしが増えました。写真屋さんに頼まなくても、葬儀社で遺影写真作ります。
葬儀に関わっている業者さんは、大変だなと思います。
それも、時代の流れなのでしょうか?
しっかり時代を見据えて、そして、喪主様の立場に立って心のこもった葬儀をやっていきたいなと思います。
葬儀のトータルプロデューサーでありたいと思います。
どんな事でも相談下さいm(__)m
011‐872‐3284
自宅葬について
2019-03-18
家を建てる宛もないのに、こんな本を買ってしまってます(笑)
さて、通夜から葬儀・告別式を自宅で行うてどうなのかしら?
可能なら、長年暮らした愛着ある自宅から旅立ちたいという方は、多いのではないでしょうか?
弊社も、48年間の歴史の中で何百件の自宅葬を施行させて頂きました。
本当に大きなお屋敷で、立派な祭壇を飾り沢山の会葬者がお参りした葬儀もありました。
が、大抵の自宅葬は限られたスペースの中で執り行います。棺は意外に場所を取ります。
六畳程の何も物が置いてない和室などがあれば、可能だと思います。会場費がかからない等の経費の削減、ゆっくりとお別れが出来る、出掛ける手間が省ける等のメリットがあると思います。
どうしても、ご近所さんに知られてしまいがちですので、当日会葬者で溢れてしまった・・・ということもありました。
また、家の作りによっては、棺が入らない場合もあります。自宅葬でと思ったら、是非事前にご相談して頂けたらと思います。窓から棺を出すとか、なんとかご要望に沿うよう頑張ります。
お坊様を呼ぶ場合は、お車でいらっしゃいますので、駐車場の確保も必要となります。
本州の方では、外に焼香台を設けてそこでお参りを頂き、お供養のお菓子などを用意し接待の代わりにするという例もありますが、北海道では、私は聞いたことがないですね。
私がお手伝いした時に、最初はお部屋で受付していたのですが、段々人が増えて来まして玄関に、机を置いて階段に腰かけて受付したことがありました。本当に息を詰めて身を小さくしながら働きました。ま、残念ながら、小さくはならないですが(笑)
お焼香箱を回すときに、会葬者さんが、腕がぶつかり、焼香箱がひっくり返った事がありました。すぐ掃除器を出しましたが、「葬儀中ですよ」と、叱られて、「でも、火が付いていて、危ないですから」ととりあえず掃除で吸ってから流しで、水を掛けるという事もありました。お経の最中でしたので、とても大変でした。
やはり、参列者の人数によっては難しい場合もありますね。
地方の港町の自宅葬では、そこのご自宅に二泊して、葬儀を終えました。夜は写真屋さんとひたすらほたての殻を剥いてました(笑)
夜は、まんじりともせず、寝る事も出来ませんでしたね。
でも、ご遺族さんは、ゆっくりとお別れが出来たと喜んで下さり、疲れもとびました。
色んなドラマのある葬儀ですが、自宅葬ならではの事を書いてみました。参考になりましたか?
どんな事でも、ご相談下さい。
011‐872‐3284 花には三途の橋
株式会社 第一葬祭 代表取締役 栗原 眞由美
浄土真宗は、戒名ではなく法名。本位牌は作りません!
2019-02-25
先日、書ききれなかったので、今日は浄土真宗の法名について簡単にご説明致します。
写真は過去帳です。「うちの仏壇にあるのは、これだ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。俗にいう門徒さん、浄土真宗は戒名とは言いません。先日書きましたように、厳しい修行をし、受戒したものに与えられるのが戒名です。浄土真宗では、「戒」を守り抜く事は出来ない凡夫たる一切衆生は、阿弥陀如来(法蔵菩薩)の誓願によってのみ救われるという考えで、受戒を行いません。(なんとなくホッとするのは私だけかしら?)
在家仏教といい、僧侶も在家であり出家という立場を取りません。もし、この宗派で、頭を丸めているお坊様がいたとしたら、天然の姿で剃っている訳ではなさそうです。頭を丸めることもありません。
位牌は、故人の魂の拠り所と位置付けられていますが、浄土真宗では、仏の力で極楽浄土へ行っているので、帰ってくる事がありません。
白木の位牌は作りますが、本位牌は作らず過去帳に記載します。法名軸と呼ばれる掛け軸に、法名を書いて供養することもあります。寺院で確認を取りましょう。
法名は、生きている間に頂くことが出来ます。
本願寺派(お西)男女ともに釋○○(お釈迦様の弟子になったので、釋という文字がつきます)
真宗大谷派は(お東)、男性は釋○○、女性は釋尼○○3文字です。(寺院により違うところもあります)院号が付くこともあります。その場合は、6文字です。極楽浄土では、皆平等という考え方なので、信士、信女、居士、大姉という位号はつきません。
真宗高田派は、釋+道号+法名の5文字となります。戒名は、長ければ長いだけ位も高く高価と思っている方がたまにいらっしゃいますが、そういう訳でもないとご理解頂けたかしら?
どんな事でもがご相談下さい(法名の事などは、菩提寺様にお尋ねの方が良いかも)
011‐872‐3284 花には、三途の橋
㈱第一葬祭 栗原 眞由美
2019-02-16
お位牌と戒名について
2019-02-23
今日は、お位牌のお話をしたいと思います。お位牌とは、故人の戒名(宗派により法名・法号と称する場合もあります)と没年月日、俗名、行年(享年)の記された木の札の事です。
皆さんも仏壇にお祀りしてあるのを見たことがあると思います。では、戒名とは何でしょうか?戒名とは、本来は仏門に入った人が授かる名前の事なのです。ですからお坊さんは皆戒名を持ってます。余談ですが武田信玄・上杉謙信の信玄や謙信は戒名(法号)だそうです。戒という字が示すように、戒名をいただくには、厳しい修行をし経典を学ばなければなりません。また、戒名をいただいた後も厳しい戒律を守らなければなりません。
本来は、生前に与えられるものですが、今は仏弟子にならないで亡くなる人がほとんどですね。仏式の葬儀や法要が行えないため、時代を経て死後与えられるようになりました。
戒名は四つのパーツから構成されています。
添付した写真を見てください。写真のお位牌で説明すると、見本院というのが「院号」です。寺院や社会に貢献した人、院とはもともと垣や回廊のある建物の意味で、天皇譲位後の御所の呼称に用いられるようになりやがて最上位の戒名につけられるようになりました。
その下の「彫刻」というのが道号と言います。道号は、僧が本名以外につける別号。本来は自分の希望や自覚を表現したものだったそうです。今は故人の性格等を象徴する漢字とされているようです。(宗派・寺院により違いがあります)そして、その下の戒名という部分が戒名です。(そのまんまやんけ)戒名とは本来この2文字のみでした。名前から、一文字取って仏教経典からその一文字が含まれる熟語を引用することが多い(宗派により違いがあります)
そして、一番下の居士というのが、位号です。
居士や大姉、信士や信女などいくつかの種類があり性別や年齢によって使い分けられ仏教徒の階級を表します。
現代では、この基本の四つのパートを合わせたものを戒名と呼びます。宗派により不必要な文字が削除されたり、梵字「日」「妙」「釋」「譽」がつきます。
戦後、戒名に付けられる院号は、お布施の額に応じて付けられるようになりました。本来は信仰の深さやお寺の貢献度によるものでした。
生前父は「院号をつけてもつけなくても、極楽浄土へ行けるのは同じだよ」と言ってました。
料金を安く押さえたいのであれば、あえて院号を付けない選択肢もあると思います。
また、後からつけることも可能です。
菩提寺があり納骨堂をもっている方は、難しいですが(生前に戒名頂く事は出来ますので、お寺と相談して好きな文字を入れて貰うなどは可能です。)、自分で生前戒名を付けて置くことも可能です。また、戒名が、無くてもお葬式は出来ます。
どんな事でもご相談下さい!
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家族葬向けアイリスホール
札幌市白石区北郷7条4丁目6‐13
栗原 眞由美